ベリーダンスの基本の立ち方のように、正しい姿勢を常に心がける

ベリーダンス基本から入っていこうとすると、まず気づくのがベリーダンス姿勢と日常的な姿勢の取り方や力の入れ方が違うことです。

特徴的な点の一つは、その立ち方にあります。
ベリーダンスで「立つ」ときには、おへその下腹付近の深い筋肉(コアマッスル)に意識を集中し、みぞおちから上へ引っ張られる感じをイメージしながら立ちます。

そして、肋骨から上の半身は頭の先までピンとのばします。一方の肋骨から下の半身は、足のつま先まで伸ばしてバランスを保持します。つまり、肋骨を境にして、頭の先とつま先の両方から引っ張られるように体を伸ばすのです。ただ注意したいのは、過剰に意識し過ぎると無用な力が入って体が緊張してしまうことです。

腰をぐっと反ったり、内側に入れ込みすぎないよう、力を適度にぬいてまっすぐ体を下におろすのです。 人によって猫背になる場合がありますので、背中の力をぬいて上にのばすようにします。リラックスした自然な姿勢を身につけることが基本なのです。それほど太っていないのに、立ったときにぽっこりとお腹が出る人がよくいますが、それは姿勢が原因であることが多いのです。

ベリーダンス基本立ち方のように、正しい姿勢を常に心がけていると、それだけでも腹筋トレーニングになってお腹の引き締めに効果があるのです。



立ち方ポイントは、太もも(大腿部)の外側の力は抜いて、太ももの内側を意識することです。太ももの外側に力が入っていると、かえって太ももの筋肉が増えて太くなるので注意しましょう。

身体の中心の腹筋を引き上げる感じで立ち、お尻の力は抜きます。 胸は左右に開くイメージで上げずに落とします。特に、胸を反らしたり、丸めたりしないようにしましょう。背中を上に伸ばすイメージで背骨を上に引き上げて背中の力を抜きます。 肩は力を抜いて、小指や薬指、中指の3本の指を意識して伸ばします。親指は、自然と中側になる感じです。

このように、ベリーダンス基本では、リラックスして力を抜きながらも体にピンと筋の通ったような立ち方をします。

つまり、体を解放することが重要です。身体を解放することで、身体のコアな部分(コア・マッスル)が鍛えられ、軸が強くなります。この体の軸を強く保持した立位を取ることがベリーダンスの最初の基本ステップなのです。

その立ち方のタイプには、つま先を正面に向けて両足を肩幅に開いて立つものと、足を閉じて右つま先を少し前に立てる立ち姿勢があります。立っているときの視線は正面になりますので、足下など見ないようにしましょう。自分の姿勢を鏡で見ながら練習するとよいです。ベリーダンスの基本的な立位から、少し動きをつける動作の例を挙げてみましょう。

足を閉じて右つま先を前に向けた立ち姿勢から、両腕を真横に伸ばし、右肩を前に突き出します。この時に肩から胸にかけてだけを動かし、腰まで動かないようにします。

そして右肩を戻すと同時に、左肩を同様に前に突き出します。これを繰り返す動作が基本の動きになります。最初はゆっくり、次第に速く動かして、最終的には胸を震わせるように動かしていきましょう。

背骨を軸とした竹とんぼのイメージで、柔らかくスピーディーに動かすとよいです。
その他、下半身の動かし方の基本は、腰を8の字を描くように回旋させる動きです。


この基本動作は、下半身全体の引き締めに効果的であると言われています。特にウエスト太もも引き締めに効果があるようです。肩幅に足を開き、両腕を真横に伸ばします。

右腰をひねるように右斜め前に押し出して、両膝は軽く緩めておきます。身体に中心軸を保って、その周りをまわすように動きます。右腰は半円を描くように右後ろに押し出します。そして一度は腰が中心を通って、反対の左腰をひねるように左斜め前に押し出すようにしていきます。さらに、左腰を半円を描くように左後ろに押し出して、また中心を通ります。

このように左右続けてなめらかに動作を続けていきます。スタートはゆっくり始め、だんだんとスピーディーに骨盤を回転させて動かしていきます。

 

ベリーダンスの基本として、立位基本的な動きをやってみる

ベリーダンス基本として、立位基本的な動きをやってみると、ベリーダンスの動きのエッセンスがあり、このダンスの体の使い方の特徴をまず知ることになります。

こうした基本姿勢や基本動作があり、さらに様々な動作を加えていってベリーダンスができていくのです。そして、これらの特徴的な姿勢や動作をしてみることで、改めて、日頃使わない筋肉に刺激を与えるという点で、独特の運動効果があることを実感するでしょう。

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